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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

同期の彼女

2005年09月16日(Fri) 08:20:49

「出張、お疲れさま」
いつもより濃いルージュを刷いた唇を和ませて、瑞枝が声をかけてくる。
「正直、疲れたよ」
三泊の出張で、ホテルでも持ち帰り仕事の連続。
まともに睡眠を取ったのは帰りの機内だけだった。
朝一番の飛行機で出張先を発って、その足で出社。もうお昼を過ぎていた。
明日の一番で提出しなければならない報告書の作成で、今夜も遅くまで残業だろう。
そんなこちらのスケジュールを、庶務課の彼女はすっかりお見通しだ。
「栄養、つけてあげようか?」
ナゾをかけるように笑む彼女。
からからに渇いた喉を疼かせながら、誘われるままに後をついてゆく。

非常階段の踊り場。
白昼のオフィスで人気のないところは、限られている。
いつものミーティング・ルームはどこも使用中されていた。
階段が幾重にも折り重なった、ちょっと薄暗い静かな空間。
夏の暑さも去りきらないこの時期に不似合いな、冷たくひんやりとした空気が立ち込める。
階段に腰かける瑞枝。
制服の薄いピンクのタイトスカートからのぞく、きちんとそろえたふくらはぎ。
光沢のほどよく浮いたストッキングに包まれたすらりとした肉づきに、ドキドキしながらかがみ込んでゆく。
足首をつかまえて、ゆるやかにくねる脚線美を押し戴くようにして唇を吸いつける。
唇に触れたなよやかなストッキングが、素肌の上で微妙に網目をゆがめた。
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