ひと言で吸血鬼ものの短編といっても、それこそいろんなお話が混在していますので。
カテゴリをちょっと、整理しました。
お話に共通のおおまかな設定については冒頭↑の「招待状」に書かれてありますが。
ちょっとだけ、付け加えておきます。
続き
舞台はおもに、柏木が住んでいる山間の村落です。
村落・・・といっても、現代のことですから。
このごろは都会の人も移り住んできていて、モダンな家も目だつようになりました。
けれども裏では歪んだ因習が支配しておりまして。
吸血鬼の意のままにされているのです。
一見何の変哲もない村に漂う、倒錯の彩り。
その実体については・・・本編をいくつか、御覧いただければ・・・と思います。
ほとんどが一話完結となっています。
その分どれもがコマ切れになっているきらいはありますが・・・^^;
カテゴリの紹介です。
カテゴリ自体が
A:メインストーリーの「柏木物語」
B:シリーズ化されたいくつかのサイド・ストーリー
C:その他の単発のお話を多少のジャンルわけしたものの、おおむね三つに分かれています。
A:「柏木家の物語」私の一族の身に降りかかったお話・・・というスタイルです。
祖母から子供たちまで四代にわたるお話が、ブログ上では順不同に語られていきます。
カテゴリ未設定まだ貞操観念が強固であった時代です。
村人を襲って生き血を吸う吸血鬼たちと、吸血鬼狩りをする村人とが、互いにまだ争っていたのですが。
彼女の代から、両者はしぜんと歩み寄るようになった・・・と言われているのですが。
その経緯はまだ謎に包まれております。
この部分はまだカテゴリになっておりません。
じつは少しだけ、このブログの前身である「吸血幻想」に描いたのですが。
再公開までは今しばらく、お時間をいただきたいと思います。
「柏木家の物語1 少年のころ」http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-category-5.html母は都会育ちで、吸血鬼とは無縁の少女時代をすごしました。
処女のまま嫁入りをし、父しか知らない体。
柏木がまだ少年のころ、幼馴染みに引き合わされた吸血鬼と仲良くなるまでは・・・
先祖から享けた被虐の血は吸血鬼の喉を心地よく潤おし、幼いながらもそのことに快楽を見出した柏木は、若い女の血を欲しがるこの悪友のため、母の寝室へと手引きをしてしまいます。
身内の女性を引き合わせるまえに。
その女性の身に着けていたものをまとって吸血鬼の相手をする。
そんな慣習をつきつけられて、息を詰めて初めての女装に慄(ふる)えた刻・・・
上品で気丈な母が、禁断の歓びに目覚めてゆく夜・・・
まがまがしくも妖美な体験に、幼い心は淫らな華で彩られたのでした。
「柏木家の物語2 婚約者・由貴子の婚前交渉」http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-category-3.html村の有力者の家系では代々、その許嫁を嫁入りまえに吸血鬼に与えるしきたりがありました。
生き血を与え、娘の身持ちを改める・・・とはあくまでも表向きの建て前で。
処女の生き血を、ときには花嫁の純潔をさえ彼らに捧げていたのです。
都会で学生生活をすごした柏木は恩師の娘と婚約し村に連れ帰りますが・・・
「柏木家の物語3 妻・由貴子の情事」http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-category-2.html清純な令嬢から妖艶な人妻となった由貴子。
淑やかな気品と夫への愛はそのままに、ごくしぜんに淫楽に身を浸してゆきます。
吸血の愉悦に耽る己を、夫に見せつけるとき。
彼女の瞳が挑発に揺れるように映るのは、はたして気のせいでしょうか・・・
「柏木家の物語4 妻と母」http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-category-4.html家族ぐるみで吸血鬼と交際するわが家では、しばしば嫁・姑ながら血を捧げるシーンを眼にすることに。
ふだんは仲の良い二人ですが。そこは女どうしのことですから、しだいにわが身の魅力を張り合うようになってゆきます。
同じ密室のなか。
美女ふたりがふたりながら、小ぎれいな衣裳もろとも抱きすくめられ、艶を競い合う。
良家の子女が女としての娼婦性をさらけ出していきます。
「柏木家の物語5 義母」http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-category-6.htmlここまでくるともう、芋づる式です。^^
由貴子の母、つまりお義母さんまで引き込んじゃいました。
B:連作もののサイド・ストーリーここから下は連作ものです。
特定の主人公がちゃんといて、それなりに連続性のあるストーリーになっています。
連作:まりあのお部屋http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-category-17.html「夢のひと雫」のまりあさんが、吸血の館に迷い込んでしまいました。
牙をとぎ、舌なめずりをしてにじり寄ってゆく、黒い影。^^
エロパワー満開なまりあさんのキャラにうちの妖しいテイストを重ね合わせた、
明るいタッチのエロティック・ホラーをめざしたお話の数々です。
連作:officehttp://aoi18.blog37.fc2.com/blog-category-19.htmlおバカな吸血鬼の蛭田くんは、昼は冴えない若手サラリーマン。
敏腕重役の鳥飼女史や怖い姐御の奈津子先輩らにしごかれ?鍛えられ??ながら、
ときにはちょっとしたエロも・・・^^
ある朝とつぜん生まれたこのお話。
いったいどういう終着点を迎えるのでしょうか?
連作:悪戯坊主http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-category-23.html野放図だが憎めないキャラの悪戯小僧。
ときには結婚披露宴のテーブルの下で。
ときには知的(なはずの)親戚のお姉さんやしっかり者(なはずの)オバサマを相手に。
ちょっとずうずうしく、コミカルに立ち回ります。
連作:RIEhttp://aoi18.blog37.fc2.com/blog-category-18.htmlとある実在する人妻さんをモデルに描きつづった妄想ストーリー。
都会の日常生活にさりげなく潜入してゆく吸血鬼を描いてみました。
連作:四人の妖花たちhttp://aoi18.blog37.fc2.com/blog-category-24.html裕美→華代→みちる→歌枝子・・・
妙齢の乙女たちを襲う、吸血の連鎖。
愉しそうに襲いあう血を吸いあう若い女たちの、愉悦のカルテット♪
連作:院長、ご来客ですhttp://aoi18.blog37.fc2.com/blog-category-25.htmlひっそり妖しい院長とその夫人。無邪気な娘と、しっかり者のシジマ看護婦。
そんなキャラに囲まれた吸血鬼は、病院の陰の支配者のはずなのですが・・・
どこかとぼけたオレ様吸血鬼と同居人たちの、ペーソス漂うお話です。
連作:妖しい学園http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-category-27.html男子は全寮制。中等部は男女別学。高等部は共学。
男の子の制服は、半ズボンにハイソックス。なかには黒のストッキングを穿く男子も。
BL風味もちょっぴり漂う、柏木ワールドの異色作。
連作:翔子http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-category-28.html魅惑漂う謎の美女・翔子をめぐる物語。
連作:写真館・緑華堂http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-category-29.html郊外の片隅に佇む、ツタに覆われた古い洋館。
ご家族の写真、お撮りします。
地味すぎる看板の裏にひそむものは・・・?
撮って、吸って、犯す。
鬼才写真師は隠れた吸血鬼。
連作:吸血女装倶楽部http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-category-30.html吸血鬼ストーリーと女装ストーリーのコラボレーション。
お話の設定自体はばらばらだったりしますので、注意して読んでね。(無責任? 笑)
C:その他もろもろ・・・それ以下のカテゴリはいずれも、ひとつひとつが独立したお話の集合です。
おもに明け方、私の耳もとに「魔」が囁いていった、伝奇的ストーリーです。
主人公の名前も多くの場合、定かではありません。
どのお話も、もしかするとすべてがすべて。
それぞれ違う人のことを描いたものかも知れません。
もしかすると、あのお話の後日談がこれ・・・そんな組み合わせが人知れず、眠っているかもしれません。
案外まりあや由貴子が紛れ込んでいない・・・とも限りません。
少年のころ・・・などは、柏木少年の幼馴染みの思い出話のようにも思えます。
友人の思い出話・・・と勘違いしているのは本人ばかりで。
じつは記憶の彼方で自他の体験が混入していることもあるでしょうか。
主人公の立場ごとにまとめたもの。
・・・「少年」「少女」「成人女子」「人妻」「近親」など。
状況そのものに萌えて描かれたもの。
・・・「女装」「ご近所」など。
正直、おのずとあふれ出る「魔」の囁きを前にして。
ほとんど、まとまりがついておりません。
いま少し、整理できれば・・・と思っています。