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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

喪服の母、制服の娘

2006年08月20日(Sun) 07:26:37

ぴっちりとアイロンのよくきいた、重たげな濃紺のプリーツスカート。
ぴかぴかと黒光りのするかっちりとしたストラップシューズ。
そんな硬質なイデタチに区切られた少女の脛を染めるのは。
薄手の黒ストッキングの、涼しげな翳のような彩り・・・

さぁ、お母様がお手本をお見せしますからね。
なにが起こっても、お行儀わるくしてはいけませんよ。
お母さんは娘の肩に手を置いて。
諭すように言い含めると。
まず自分の脚をスッ・・・と、差し出している。
向かい合わせに待ち受けるのは、イタズラっぽく笑む、濡れた唇。
たっぷりとしたふくらはぎにまとっているのは、娘とおなじ黒のストッキングだったけれど。
お母様のストッキング、なんかイヤらしい。
娘の目にもそう映るほど、毒々しい光沢をよぎらせている。

ぁ・・・
小娘みたいな悲鳴を飲み込んで。
お母さんは自分で自分のひざ小僧を抑えつけながら。
ボウタイを垂らした胸を心持ち、わなかかせて。
なよなよとしたストッキングをねじるようにいたぶってゆく不埒な唇の動きを見つめている。
口許から滲むように現れた、人間離れした牙。
娘がハッとする隙もなく。
それは見る見る、黒の色艶に青白く透けた皮膚を冒していった。

ストッキングを剥ぎおろされてしまうと。
お母さんは、気品の漂っていた白い頬に、ふしだらに弛んだ色を滲ませながら。
傍らの娘の所作を見守っている。
指先の震えひとつ、見逃すまいと。
濃紺のプリーツスカートの下。
いまは少女の黒ストッキングが、母親とおなじあしらいを受けている。
  このかたは、紳士ですから。
  こうしてね。
  素肌をじかに吸うような不行儀はなさいませんのよ。
  ですからあなたもお心安く、愉しませて差し上げてくださいな。
さっきとおなじように。包むように肩を抱きながら囁きかけてくるお母さんに。
娘はゆっくりと、頷き返してくる。

唾液をなすり付けるようにして。
しつように、ねぶりつけられてくる唇を。
少女は嫌悪しながらも、目を離せないでいる。
いちど、お母様みたいなストッキングを履いてみたい。
そんなおねだりをする少女に。
じゃあ、わたしについていらっしゃい。
でもきょうは、いつも学校に履いていくやつになさいね。
笑みを含んだ目に逆らえずに、脚に通してきた通学用のストッキング。
知的で大人びた装いには不似合いないたぶりに、
なぜか少女はゾクゾクと、胸ときめかせ、衝動を閃かせていた。

ひとしきりお愉しみいただけたら。
あなたは先に、お帰りなさい。
わたくしはいま少し、こちらに御用がありますから。
どんな御用・・・ですって?
それをあなたが知るのは、まだ早いわね。
ナ・イ・ショ♪
お父さまにももちろん、黙っていてね。
いい子にしていて、処女のままだったら。
高校を卒業するまえにいちど、教えて差し上げますからね。

いまは、夏服の季節。
黒のストッキングは、去年の冬の記憶とともに。
薄っすらと破られ、散り裂けてゆく。
ぜんぶ、破ってしまったら。
お母様みたいなお洒落なストッキング、いただけるわね?
そうね。学校に履いて行っても結構ですよ。
お友だちを、連れてくるつもりがあるのなら。
クスクスと笑みのはじける下で、女たちの装いは淫らな歪みを広げてゆく・・・
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