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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

女ともだち♪ その2

2006年08月31日(Thu) 08:01:17

参列者は一列に並んで。
祭壇に歩みを進めてゆく。
膝丈の漆黒のスカートをひらひらと揺らしながら。
まだ暑い季節。タイツを履いている人は少なく、
薄手の黒ストッキングは、白い肌をじんわりと滲ませている
「次は誰を狙うの?」
より取りみどり・・・という目つきで、脚もとの品定めに夢中な裕美に。
華代が蒼い頬に笑みを滲ませている。
「どっちにする?」
最前列に並んで腰かけているのは、親友のみちると歌枝子。
「靴下の薄いほうにする?」
「肌のきれいな子にしようよ」
「みちるに歌枝子の血を吸わせてあげない?」
「それ、面白そう♪」
ふたりの運命は、他愛なく決められた。

えっ?えっ?えっ?
死んだはずのふたりをみくらべながら。
みちるはもう、壁を背にして追い詰められていた。
「血をくれるわね?全部吸われちゃって。切ないの」
「あなたの若~い血♪愉しみだったのよ」
二人に右と左からはさまれて。腕をとられて。
注射針のように、
ちくっ。
ちくっ。
黒のワンピースの胸ぐりに。
髪の毛をかきのけられた首筋に。
同時に牙が突き立てられる。
きゃっ。
悲鳴はちいさく、ちょっとくすぐったそうだった。

薄い靴下、気に入りなんだ。ちょっと舐めさせてね。
もうすこし、あったまりたいな。いいよね?
思い思いに食いついてくるのを拒もうともせずに。
いいわよ。思い切り破ってみて。^^;
あっ。そこはダメ。感じちゃうっ。(><)
いままでみたいに愉しげにじゃれ合いながら。
自分の血を愉しむふたりを相手に、気前よく振る舞いながら。
みちるはじょじょに、頬を蒼ざめさせてゆく・・・
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コメント

先日来からの
この女友達のシリーズはなかなか愉しいですね。
近いうちに、独立させたらいいかもしれません・・・カテゴリを。
妙齢の女性のヴァンパイアさんたちの戯れはまだまだ続きそうですね。
by 祥子
URL
2006-09-01 金 12:16:57
編集
追記
でも、これでわかりました♪
やっぱり女性同士の艶戯が柏木さんたらお好きなんですね(笑)
by 祥子
URL
2006-09-01 金 12:18:11
編集
たはは・・・。^^;)
>祥子さま
なんだかあれよあれよという間に、連作になってしまいましたね。
ぺちゃくちゃとおしゃべりするように、吸血という行為を遊戯のように愉しんでいる女性たち。
果たしてシリーズ化するほどにお話がたまるかどうか。
長い目で応援してくださいね♪
by 柏木
URL
2006-09-01 金 20:56:35
編集

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