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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

ちょっと淫らなオフ会 3

2005年09月20日(Tue) 00:08:00

いよいよ吸血鬼氏の登場です。
理江さんに、貞操の危機迫る?^^
お楽しみを。


思ったよりも、切れ長な・・・
柏木が引き合わせてくれた吸血鬼。
頬骨がやや浮き出た細面。ぴいんと張りつめた薄い眉。
鼻筋のとおった、どことなく日本人離れしている彫りの深い顔だちに、ノーブルなものと冷酷なものとが漂っている。
眉が濃くて見るからに黄色人種な柏木とも、対照的な顔だちである。
(想像とはかなり、違うかなあ)
理江の描いた吸血鬼は、ヨーロッパ生れの美男であり、美女だった。
たしかに目のまえの吸血鬼も整った顔だちをしているが、どこか線が細く、大名か公家の御曹子のような趣をもっている。
彼は日本人だろうか?
血の気を失った蒼白い肌が、白色人種のそれかどうか、にわかに判断がつかない。
冷たい無表情は表を取り繕っただけらしい。本当のところはどこかうかがい知れない深い情念をたたえている。
さすがに理江は冷静に、彼の心の裡をあるていど、見抜いていた。
かれは理江に近づくと手を取って、手の甲に接吻をした。
ナイトが貴婦人に接するような古風な態度に好感が持てた。
「お近づきのしるしに、少し寄附していただけますね・・・?」
丁寧だが、決して拒絶を許さない口調に、理江はすすんで頷いてしまっていた。
自分の意思で頷いている・・・
吸血鬼もまた、理江に好意を覚えた。
生命の危険をまったく覚えずに、理江は昂然と胸をそらして、吸血鬼と対峙している。


「わたしはにわか吸血鬼ですが、こちらは筋金入りの本物ですからね」
傍らから柏木が口を添える。
穏やかにとりなすような口調に、理江は落ち着きを取り戻していた。
「どうやら、そのようね」
自分に一身に強い視線を注いでくる吸血鬼から目をそらさずに、理江はこたえた。
「どうぞ、お手柔らかに・・・」
ほほ笑んだつもりが、すこしだけこわばっている。
そう、固くならないで・・・
彼は理江をふたたびイスに座らせると、慇懃に腰をかがめて彼女の足許にかがみ込む。
片方のストッキングは、柏木によってみるかげもなく破られている。
そちらのほうへは見向きもせずに、吸血鬼は無傷なほうのふくらはぎを択んだ。
器用に唇を吸いつけると、こともなげにストッキングを咬み破る。
くちゅうっ・・・
喉を鳴らして血を啜る彼に、理江はふたたび息を詰めた。
うつむきがちな彼女だが、柏木のときとはちがって決して目をそむけずに血を吸われる肌を見守っている。ヒルのよにうごめく唇の下でストッキングがみるみる破れを広げてゆくようすを、理江はちっとも騒がずにじいっと見つめている。
ちょっと賞賛してやりたいような落ち着きぶりだった。
初対面とは思えぬくらい息の合った二人の所作に、柏木はすこし嫉妬を感じはじめている。



「うなじも、ちょうだいしますよ」
首すじに唇を這わされて、理江はちょっとだけ狼狽した。
計算しつくされたように太い血管を探り当てられるのを感じて。
鋭利な牙がゆっくりと、チクチクと滲むように刺し込まれてくる。
あ、あなたぁ・・・
何も知らないでいまごろゴルフに興じている夫。
すすんで危ない橋を選んだのを棚にあげて、能天気な夫がなんだかうらめしくなってくる。
この吸血鬼は血潮に秘められた理江の過去まで知り尽くしてしまうであろう。
ああ、すべてを知られてしまう・・・
心のなかで、理江はちいさく悲鳴をあげる。
ちゅうううっ・・・
吸いだされる血潮の生温かさを素肌に覚えながら、理江は悩乱していた。


たしかに。
このひとは私のすべてをかいま見た・・・
はっきりとそういう実感を感じる理江の耳もとを口でおおうようにして、吸血鬼は囁いた。
「・・・ふたりの秘密にしておきましょうね」
もはやウットリと頷くしかない理江。
安堵からか、状況への順応からか、理江はすこし大胆になっていた。
ふたたび牙を迫らせてくる吸血鬼に応じるように、自分のほうからうなじを仰のけて素肌をさらしてゆく。
吸血鬼はにんまりと笑みを浮かべて、理江のうなじを咥えた。
ずぶり・・・
と、もういちど熱っぽくうなじに咬みつく。
ぎゅうっ、とひと口血を吸い取って。
吸い取った血潮を、香りのよいワインを賞翫するよにひとしきり舌にころがして。
さいごに勢いよく牙を引き抜いた。
ぴゅっ。
はずみに飛び散った血潮が、純白のブラウスにもののみごとに撥ねかった。
「もぅ・・・」
新調したばかりのブラウスにバラ色の水玉模様をつけられて、理江は甘えるように口を尖らせる。
口ではそういってみたものの。
官能を交えてくり返し肌を侵しつづける鋭利な牙の、小気味良いまでの切れ味のよさに、酔うような快感を抑えきれなくなっていた。
帰れなくなっちゃうじゃないの・・・
そういいかけて。
でも、それがなんだというのだろう?
今夜、夫は帰ってこない・・・
もうひとつのキケンな想像に、理江は不意に秘められた部位の疼きを覚えた。


鮮やかな黄色のタイトスカート。
その裏側に、彼の手がすべり込んでくる。
ひざ小僧を。太ももを。そして腰周りを。
せりあがるようにして撫で回されていく。
薄手のナイロンが太ももの周りでよじれる感触がじんわりと素肌にしみ込んで、濃密な愛撫の快感をいちだんと増幅させる。
彼の指は器用にもパンストのゴムの隙間から腰骨を経由して、とうとうショーツの内側へと爪を滑らせていた。
鋭利な爪が、Tバックのショーツを断ち切る。
犯される・・・
いま、じぶんの上にのしかかっている吸血鬼に。
そして恐らくは、柏木さんにも。
傍らで大人しくひかえながらも、柏木のじりじりとした目線が絡みつくのを感じながら、彼女はゆるやかに身をよじり、もうあらゆる抵抗を放棄している。
投げ出された貞操は、蹂躙の刻を待っていた。


チリリリリ・・・
聞きなれた携帯の音に、理江は反射的に手を伸ばしていた。
幸か不幸か、すぐ届くところに落ちていた彼女の携帯。
「もしもし」
とっさにひそめた声に応えて、夫の声がした。
「よぅ、まだ起きていたの?」



「どうしたの?」
ちょっと不機嫌そうに、理江は応じる。
吸血鬼はさすがに手を止めて、物音を忍ばせていた。
「家に電話しても出なかったからさー。やっぱ出かけたんだねえ」
「えぇ、そうよ。お友達と、まだいっしょなの」
「だれ?」
「いいじゃないの。誰だって。あなたの知らないひと。残念ながら女よ。電話、かわろうか?」
どうみても男顔のふたりを見比べて、理江はちょっと意地悪い視線をめぐらせる。
顔を見合わせ、肩をすくめる二人には目もくれず、彼女はいつものペースでまくしたてた。
「お酒飲んでたら、終電乗り過ごしちゃったのよ。タクシーで帰るから・・・ホテル代とどっちが高いかしら。でもどうせあなたが気にするし。そうしたほうがいいんでしょう?」
受話器の向こう側は、閉口したような声色になっていた。
「わかったわかった。・・・てっきり本当に吸血鬼と浮気しているのかと思ったよ」
むこうはなんだか、がやがやしている。
徹マンでマージャンでもしているのだろうか?
「もぅ、酔っ払っているのね?ヘンな電話かけてこないでよ。それから、あんまり負けて借金こさえないようにしてね。あなた、勝負事弱いでしょ?」


あ~あ。よけいな邪魔が入ってしまいましたね・・・^^;
この話、まだまだ続く予定です。^^
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