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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

みちるの場合

2006年09月12日(Tue) 07:55:07

うふっ。美味しい。おいしいわ。
左からは、裕美が。
あらー。ワンピース汚しちゃったわ。ごめんね。
右からは、華代が。
色っぽい香水の香りを漂わせながら、わたしのうなじを咬んでくる。
きゅっ。ちゅちゅ・・・っ
そう、さっきから。
かわるがわる、うなじに口をつけてきて。
わたしの血を吸い取っている。

健康優良児・・・と言われた豊かな体。
けれどもふたりの吸血鬼をあいてに、私の血液は足りるのだろうか?
そもそも、家に帰してくれるつもりが、あるのだろうか?
亡くなったはずのふたりが目のまえに現れて。
えっ?えっ?
戸惑ううちに、追い詰められて・・・
何をされているのか気がついたときには、もう服を破られて血を吸い取られている最中だった。

けれども・・・
寂しいの。心細いの。
血が無くなって、頼りない気分なの・・・
唇で触れてくるたび、素肌に伝わってくるそんな想いに負けるように。
わたしは自分のほうから、肌を許し始めていた。
みちる、やっぱり優しいね。
お姉さんみたいに呟く裕美に、夢見心地に頷いて。

きゃっ、ダメ。くすぐったいっ。
やらしいー。そんなとこ。
わたしはいつか、いつものわたしに戻っていて、
スキを見つけて食いついて、まんまと血を抜き取ってゆくふたりに口を尖らせてぶーたれていた。
さー、脱ぎ脱ぎしましょうね。
華代がワンピースの背中のファスナーに手をやって、
ぴーーーっと容赦なく、下に下ろしてしまう。
あッ。ダメッ!
はち切れそうなおっぱいを、はずかしいほど露骨にぷりん、と。さらけ出されたときには、顔が真っ赤になった。
綺麗・・・
うらやましい・・・
同性の目が、値踏みをするように、わたしのおっぱいをじろじろと見つめて。
カレに見られるより、恥ずかしかった・・・

裕美はさりげなく背中に腕をまわしてきて、
ゾクゾクッと走る、戦慄の快感。
女の腕がこんなにキモチよいものだなんて。
裕美だからだったのかも。
なにをするの?って思ったら。
尖った爪を肩先とブラのストラップとのあいだに差し挟んできて・・・
ぶちぶちっ。
と、ストラップを断ってしまった。
ぷるん、と身震いするように。
ブラの束縛から解放された胸が、恥ずかしいほどの白さを薄闇にさらす。
わたし・・・本当はまじめなんだよ・・・
涙ながらに言い募ったけれど。
だ・・・め。
裕美は、許してくれない。
乳首をつまんで。くにゅくにゅともてあそんで。
あ。立ってきた。立ってきた。
正確な処方をする看護婦さんが体の変化を看取るように、
わたしの乳首の恥ずかしい変化を、冷静な目で見つめてくる。
反対の乳首は、華代の指のなか。
同じやり口で玩ばれて、そのうえ
ぬるり・・・
生温かい・・・と思ったら。
口に含まれてしまっている。
オネガイ・・・そこは、咬まないで。
わかったわ。
ふたりは頷き返してきて。
華代は、そのまま胸を。
裕美は、脚元を。
まえにもまして、ねっちりと・・・嬲り始めてゆく。

あっ・・・ああっ。。感じるっ。感じるぅ。
はしたない・・・と思いながら。
乱れてしまった、無人の路上。
石畳を擦る痛みも、恥ずかしさがおおいかくしていた。
黒のストッキングを履いたふくらはぎを、裕美はくまなく舐め始めている。
恥ずかしい。安物のストッキングなのに・・・
けれども裕美はおかまいなく、妖しい情愛さえ滲ませて。
舐めるのを止めようとしない。
おいしいの・・・?
思わず、訊いてしまった。
ウン。みちるが履いてくれるから・・・かな?
そういえば、いつもジーンズばかりで。女らしいおしゃれはほとんどしないわたしだった。
だから喪服を襲ったの?
そうよ♪だってそのほうが、愉しいんだもの。
それは・・・そうね♪
どんなにくしゃくしゃにされてしまっても。
いい服のまま、愉しませてあげちゃいたい。
不思議な衝動が、キケンな遊戯をエスカレートさせてゆく。

わたしも今は、軽く頷いてしまっている。
体のなかから血が抜けていって、
死んじゃうんだ。
そう思ったときだけ、少し泣いた。
裕美はそんなわたしを優しく抱きしめて。
ずっとお友だちで・・・いてくれるよね?
華代も、吸い取ったばかりのわたしの血を口許にきらきらとさせながら。
ぜんぶ吸いたい。残すなんて・・・まるで美味しくなかったみたいで。
そんなの、みちるもイヤでしょう?
軽い含み笑いに滲む冷たさが、女のわたしすらゾクッとさせた。
可哀想・・・ほんとうにゴメンね。
裕美は神妙に謝罪をいいながら。すぐに態度をがらりと変えて。
でも、ダメよ。逃がしてあげない。
こわーい・・・
わたしは両手で口を抑えて。わざと怯えたフリをして。
けっこう、愉しんじゃっている。

あとがき
女友だち二人に生き血を吸い尽くされてしまった三人目の犠牲者、みちるの回想です。
前の記事
乱れる女 視る女
次の記事
義姉さんに逢わせて・・・

コメント

女性同士の戯れが・・・
まるで柏木さんの目の前で行われている様に生き生きと書かれていて、この女友達シリーズがお気に入りなのがとても良くわかりました。
同性の手に官能を揺さぶられる、はしたなさとふしだらさを感じてしまうわたくしには到底書く事ができない世界ですわ。
由貴子さんのそんなシーンをご覧になったことがあるのか・・・それとも。
今度、この生き生きとした描写のシーンの秘密を教えてくださいませ♪
by 祥子
URL
2006-09-12 火 14:20:10
編集
早起き
 朝早くから、長いお話♪
ご苦労様ですm( __ __ )m
吸血と吸血鬼になるのとでは
全然違う・・・のに
なんだか楽しそうな三人ですよね。
それにしても・・・置き去りになった彼、哀れ。
by さやか
URL
2006-09-12 火 19:25:38
編集
>祥子さま
ひ・み・つ。ですか?^^
べつになにも隠してやしませんよ。^^
同性のやつって、描きはじめたのはごく最近のような気がするのですが。
んー。でもそんなに褒めてもらえるって。
もしかして、隠れた属性だったのかしらん?

>さやかさま
愉しそーでしょ?皆さんとっても。
吸血は愉しく・・・がここでの掟なので。(笑)
>置き去りになった彼
私も気になっているのです。
そのうち、登場させましょか?^^
by 柏木
URL
2006-09-13 水 22:41:52
編集
感じちゃう
桜草の中にも同性を愛したいという気持ちがあるのでしょうか・・・。
祥子様に怒られちゃうでしょうか?

だって同性が見ても美しいと思う肌は本当に美しいでしょ?

柏木様・・・祥子様には内緒ね (*^_^*)
by 桜草
URL
2007-01-17 水 21:21:56
編集
>桜草さま♪
う・ふ・ふ♪
だれが見ても、美しいものは美しいですよね。^^
自分を偽る必要はないと思いますよ。
祥子様にはナイショのお話。
どうぞ、ぞんぶんにささやいていって下さいませ。(^^)
by 柏木
URL
2007-01-18 木 07:35:58
編集

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