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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

ただいま。

2006年09月18日(Mon) 07:39:43

「ただいま」
家に戻ると、いつものように。
張りのある高い声を、凛と響かせて。
愛妻の由貴子さんは、帰りを告げる。
「はいっ。これ」
迎え出た私の鼻先にぶら下げられたのは。
裂けた肌色のストッキング。
由貴子さんはイタズラっぽく、鼻に小じわを浮かべつつ。
「お土産、ですよ♪」
重さのない薄衣を、サッと手に握らせてゆく。
手に残されたナイロンの切れ端は、ツヤツヤとした光沢を滲ませて。
かつての持ち主が貴婦人だったことを告げている。
お昼ごろ出かけてゆくときに、いそいそと脚に通していったものだろう。
裂け目は縦におおきく、それとは別に、あちこちに。
赤黒い斑点を滲ませた破れを浮かべている。
ああやって、そうなって。こんなふうにされて・・・
妄想ばかりがめまぐるしく、かけめぐる。
早くも手洗いを済ませてきた由貴子さんは、
そんな私の有様を、とても愉しそうに見守っている。
「愉しかったわ♪いっぱい、犯されてしまいました」
淑やかな口調で、とんでもないことを・・・
お行儀、よくないですね。
いつもそのていどに、軽くたしなめたりもするのだが。
由貴子さんは神妙に目を瞑り、顔うつむけて。
スカートのまえ、両手をきれいに重ね合わせて。
「あなた様のご理解のおかげです。由貴子、スッキリいたしました」
くすっ、と笑いかけてくる。
柏木家の令夫人の貞操は、きょうもこのように他愛なく・・・不名誉な愉しみの中投げ込まれてしまっている。
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齢相応に。

コメント

報告
 由貴子さんのように、あっさり、すっきり、さっぱり
報告してみたいものです。
「ねぇ、今日ね。ヴログにラバーフエチの画像をアップしたの。
後で見てね♪」・・・みたいに。
でも、いいや。内緒もなかなか楽しいから。
by さやか
URL
2006-09-18 月 08:04:26
編集
あらわな愉しみ・ナイショの愉しみ
どちらもなかなか・・・乙なものですナ。^^
だんなさま。貴女の秘密兵器(ブログのことですよ^^)の存在、ご存知ないのですか?(笑)
by 柏木
URL
2006-09-18 月 20:58:06
編集

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