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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

夜道のお目あて

2006年12月19日(Tue) 06:21:59

ぴたぴたという足音が、妙に耳につく夜道。
こういうときって、必ず・・・
そう、あいつがやってくる。
寄り添うように追いかけてくる足音から。
何とか逃れようとして、足を速めてみたものの。
やっぱり。
つかまえられたのは、狭い路地に入ったとき。

うしろから、羽交い締めにされて。
服の上から二の腕を、痛いほどギュッと握りしめてくる。
逞しい腕に、くらりとして。
灼けるような牙に、首のつけ根を抉られている。
ちゅっ・・・ちゅ、ちゅうっ・・・
心地よい眩暈に酔いながら。
密やかな音とともに、体のなかから暖かいものを抜き取られてしまっていた。
あぁ・・・
大人のような、ため息をついて。
どこかの家の勝手口の石段に、腰を落として。
わかっているんだよ。きみのお目あては・・・
あきらめたように、呟いている。

やつはぎらぎらと飢えた眼を、いっそう淫靡に輝かせて。
ハイソックスを履いたボクのふくらはぎに、
唇を忍ばせてくる。
あぁ・・・やっちゃうんだね。今夜も。
ママに見られちゃうよ・・・
がっちりとつかまれたひざ小僧は、やつの腕のなか、もうボクの脚ではないみたいに動きを奪われてしまっている。
ひざ下の凌辱が、始まった。
ぬるりとべろを、これ見よがしになすりつけられて。
ヒルのようにしつっこく、唇を這わされて。
咬まれたあとに、赤黒いものを滲ませながら。
くしゃくしゃになってずり落ちてゆくハイソックス。
整然と流れていたリブは、ふしだらにゆがんじゃっているのに。
それが愉しい・・・そういわんばかりに、なおもふるいつけられてくる、赤黒い口。
はぁ、はぁ・・・と、息をはずませているのは。
失血のせいばかりではなかった。
もっと、堕として。崩れ落ちさせて・・・
願いがかなうことを知りながら。
今夜も衣裳もろともに・・・堕とされてゆく。
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