FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

囚われて ~半ズボンの少年

2006年12月21日(Thu) 00:44:00

通りかかったお婆さまに、手を引かれて。
魅かれるままに、公園の奥へと誘われていって。
  あぶない、あぶないよ・・・
わかっているのに。声も出ない。歩みも止められない。

お婆さまは、ぐぅん、と力をこめて。
ボクを、草むらにまろばして。
よだれを垂らさんばかりにして、みおろしてくる。
  ククク・・・ククッ。
いやらしい笑い。
  半ズボンが、よぅ似合うの。
あなたにほめられても、嬉しくないな。
だって。そんなにもの欲しげに笑うんだもの。
  あんまりお似合いだで。の。
  つい、つかまえてみたくなったのだよ。
お婆さまは、人のわるい笑いを絶やさない。
ぞうっ、と、寒気がするほどに。
いや~な予感が、こみ上げてくる。

にたり、にたりと笑みながら。
お婆さまはもの欲しげに、すり寄ってくる。
  綺麗な長靴下を履いておいでだの。
ハイソックスの足許を。もの欲しげにじろじろ見られて。
視線のくすぐったさに、つい脚を引っ込めるようにして。
  か、関係ないでしょ?あなたには。
  ダメじゃ。あきらめるがよい。いくら逃れようとしたって・・・の。
お婆さまの、いうとおり。
いったんつかまえられてしまうと、もう放してはもらえない。
しわくちゃの唇を、足許ににゅるり・・・と這わされて。
ううっ、汚らしい。
ぬるぬるしたよだれが、ハイソックスのうえからしみ込んできた。
唇の裏に隠れた牙が。
噛みたい・・・って。いかにも言いたげに。
チクチクと、迫ってくる。

無理だって、わかっていても。
目をそむけながら、口にしている。
  せめて、家に着くまで・・・ガマンできない?
  だめじゃ。いますぐ。ここで・・・じゃよ。
あぁ、恥ずかしいなぁ。みんな見ているよ。
ほら、通りがかりの人たちも。ご近所の人たちも。
こっちからは暗くて中がよく見えないけれど。
みんな、窓に貼りつくようにして。
見ているんだ・・・
ボクが、あなたに迫られて。
嬉しそうに、脚をイタズラされて。
いいように、血を吸われているところ。
恥ずかしくて明日、学校に行けないよ~。
あっ。ママがこっちへ来る。
いちばん、見られたくなかったのに。
気がつかないで。ママも、お婆さまも・・・
・・・。(><)

あぁ。ママまでとうとう、つかまっちゃった。
地べたに転ばされたボクのときとちがって。
ちゃんとベンチに腰をかけさせてるけれど。
なにやら妖しげなことを、囁いている。
あぶない。アブナイよ、ママ。
早く逃げて・・・
ママのストッキングまで、破かれちゃうよ。
あっ・・・
ママの白い首筋に、しわくちゃの唇が吸いつけられた。
あっ・・・あっ・・・
吸われてる。血を吸われちゃっている。
そんなこと。いくらママがしっかりとした大人だからって。
お婆さまにかかったら、いちころなんだよ。
すぐに理性を忘れさせられて・・・支配されてしまうんだ。
ほら、ほら。案の定・・・
ママは白目になって。ぐらっと身体を揺らして。
ベンチの端に、手を突いて。
なんとか身体を、支えているけど。
あっ、ダメ・・・
脚を吸うなんて。それも、ボクのまえでやるなんて。
ひどいよ。
ほら・・・肌色のストッキングが、くしゃ、って。波打って。
あぁ・・・。
ぴりぴりと、破けてゆく。

えっ、なんだって?
  ふたりご一緒に、惑うがえぇ。
惑え、だって?
どんなふうに?
あ・・・だめ。ママの服を剥ぎ取るなんて。
裸が、見たいって?
  お若いご婦人の素肌こそ、目の保養じゃで。
そんな・・・ひどいよ。あんまりだよ。
もう少し、せめてもうすこし暗くなるまで・・・ガマンしてくれない?
前の記事
夫の告白
次の記事
五話。

コメント

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/696-ff462269