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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

吸いたいんだろ?母さんの血を・・・

2006年12月27日(Wed) 23:15:39

ミナオくんは、数少ない打ち解けた遊び相手。
きょうも一人ぼっちだったボクを家に招んでくれて。
しばらくは愉しそうに時をすごしていたけれど。
おもむろに、ボクの顔をじいっと見つめて。
すこしのあいだ、はずそうか?母さんの血を、吸いたいんだろ?
声がほんのすこし、震えていた。
ごめんね・・・
小さな声でそう呟いてしまった、情けないボク。
断ってくれる。かれはすこしくらい、そんな反応を期待したはず。
けれどもボクの喉ははぜるように、じんじんとした渇きを訴えつづけていた。

入れ替わりに現れたミナオくんのお母さんは、
こぎれいな花柄もようのワンピースを着ていて、
しっとりとお辞儀をしてくる。
ボクがどういうやつなのか。なにをしにきたのか。
ぜんぶわかって、いるくせに。

すり寄って、背伸びをして。
お母さんの首筋に抱きつこうとしたとき。
それと察したお母さんは、優しくほほ笑んで。
ソファに腰をおろしてくれて。
ボクを隣に、招き寄せて。
自分のほうからボクを抱きしめるようにして。
うなじにドキドキと飢えた唇を、すりつけてくれていた。

ごくん、ごくん・・・
喉を鳴らして、むさぼるうちに。
お母さんは少しずつ、姿勢を崩していって。
やがてくたりと、力なく。
じゅうたんのうえ、まろび臥している。
床に伸べられた、肌色のストッキングを履いたふくよかな脚。
じんじんと疼く唇を、うえからなすりつけていって。
じわりとにじんだよだれが、ツッ・・・と糸を引いていた。
さらり、さらり、と撫でていくうちに。
引き込まれるように、牙を埋めていって。
ぶちぶちっ。
唇の下。柔らかなストッキングが、たあいなく破けていた。

さっきからずっと、気が付いている。
座を外したはずのひとの、密かな息遣い。
さいしょはすすり泣くように、痛々しかったのが。
ボクが夢中になるにつれて、妖しい昂ぶりを帯びてきて。
いつかおなじ波長の震えを秘めている。
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また、破かれてしまいました・・・

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