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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

吸血ごっこ 2

2006年12月27日(Wed) 23:17:04

ねぇ、してみない?吸血ごっこ。
誘いかけてきたのは、友達のサクオくん。
母さんも、いっしょにどう?
なにもかも、感づいているの?
ボクがきみの母さんを狙ってきた、ってことも。
さきに襲われるのは、ボクね♪
サクオくんは無邪気そうに笑いながら。
ここを噛むんだよ。
って。じぶんのほうからうなじをあらわにしていった。

かりり・・・
つやつやと生硬な、少年の肌。
女の子みたいに白い肌から滲む血は、ひどくあざやかなバラ色をしていて。
ボクはつい夢中になって、
キュウキュウと音を洩らして、吸い続けてしまった。
ア・・・うぅん。
サクオくんはボクの腕のなか、白目を剥いて気絶する。
あらあら。気絶するまねがうまいのね。
なにもかも、知っているくせに。
お母さんはイタズラっぽく、息子の額を小指で突いた。
後ろで束ねていた髪の毛を、いつの間にかほどいていて、
お嬢さんみたいに、背中にゆるやかに流している。

え?いいの?ほんとう・・・?
きゃあ~っ。
お母さんはお芝居よろしく、両手をちいさくあげて、狭い部屋のなかを逃げ回る。
ボクはお尻を追いかけていって、
部屋のすみに、追い詰めて。
さいごは本気で逃げようとしたお母さんを、まんまとつかまえてしまった。
ごめんね。
耳もとでそっと、呟くと。
かすかに頷くのが、わかった。
サクオくんとちがって、噛んだ首筋はしなしなと柔らかくって。
ほとび出る血は、どきりとするほどなまめかしかった。
う・・・う・・・んっ。
ひと声洩らして。それでも、お行儀よく。
手足をそろえて、うつ伏せに倒れた。
丈の短いワンピースから。
肌色のストッキングの脚を、まるでみせびらかすようにして。

うふふ・・・ふふふ・・・
お行儀わるく笑み崩れた唇を、
サクオのママの足許に、すりつける。
ふふ・・・ふふふふっ・・・
しなしなとねぶりまわした薄手のストッキングは、
みるみるねじれて、ゆがんでいって。
ぴったり吸いついていたふくらはぎの周りを、じりじりとよじれていく。
うふふふふっ。
やっぱりイタズラは、愉しい。
あ~あ、とうとう。破っ・ちゃっ・た♪

おぉい、美奈子。
遠くから聞えるのは、サクオくんのお父さんの声。
けれどもなにが起こっているのか気がつくと。
ボクを咎めるはずの声を、ぴたりと黙らせて。
わかっているんだ。じいっと窺っているの。
お母さんのうえに馬乗りになって、丈の短いワンピースのすそを、たくし上げていって。
そそりたってきたものを、隠すように、ワンピースのなか、スリップの奥へと忍び込ませてゆく。
サクオくんも傍らで、にこにこしながら。
お父さんは、物影で、息を詰めながら。
ボクがしているあいだ。
お母さんが困ったように身をすくめているのを、愉しそうに見守っている。


あとがき
だいぶまえに描いたのは、年端もいかない少年吸血鬼に、お姉さんと弟が巻かれてしまう風景でした。
日常の延長にひそむ妖しい世界。お愉しみいただけますでしょうか?^^
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