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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

脚とりどり

2006年12月28日(Thu) 07:12:43

あら。そんな・・・
肌色のストッキングを履いたお母さんの脚に、飢えた唇が吸いついた。
貼りついた唇に、すかさず、キュウッ・・・と力がこめられる。
不自然なよじれをみせるのは。
齢不相応な艶を滲ませた、薄いナイロン。
ヒルのように密着した唇の下。
ちりちりとたあいなく、破けてゆく。
あっ。
喉の奥から洩れる呻きが、妖しい随喜をはらんでいる。
ぶちぶちっ。
しなやかなナイロンは、たあいなく。
スカートの奥にまで裂け目を走らせてしまう。

さぁて・・・と。
お母さんが白目をむいて伸びてしまうと。
濡れた唇に、手をやって。
なかなかいい味のおみ脚だね。
きっとわたしのために・・・わざとてかてかに脚を彩ってくれたのだね。
紅いものの撥ねた指で、満足そうに己のあごをなぞっている。
うん・・・?
吸血鬼の振り返るさきには、思いつめたような顔つきをした、OL風の若い女。
母は疲れています。あとはわたくしが・・・
差し伸べられたふくらはぎは、薄いグレーのストッキングになまめかしくつつまれている。
うふふ・・・ククッ・・・
満足そうな含み笑いが、そのまま女の足許に吸いつけられる。
母親の脚よりも、いちだんとなめらかなうるおいを帯びた皮膚。
さらりとコーティングした薄手のナイロンが、いっそうのなめまかしさを添えているのを。
まだ母親の血をあやしたままの唇が、いたぶるようになぞってゆく。
わざと女に見えるように。
これ見よがしに牙をむき出して。
噛みついていた。
きゃっ。
ちいさな叫び。
肩にかかる黒髪の、優雅なウェーブがふらりと揺れた。
きゅうっ・・・。
娘もまた、母親そっくりにずるずる姿勢を崩していって。
その場に、尻もちつくように、へたり込んでしまった。

うぅ。まだ足りない。足りないぞ。
母娘ふた色の血を、口許に散らしながら。
吸血鬼はなおも女の影を求めつづける。
そうだ。下にもうひとり、娘がいたはずだ。
捜し求めるまでもなかった。
隣室のふすま越しにハッと身をすくめる、女学生姿。
おぉ。見つけた。見つけたぞ・・・
蝙蝠のような黒い影を踊りあがらせて。
飢えた魔人は、怯える少女の肩に抱きついた。

あっ、やだ!
やだ、やだ・・・やだッ!
身を揉んで抗う少女の耳もとに口を寄せて。
さぁ、大人しくしてごらん。
お母さんも、お姉さんも、あのとおり・・・
きみだけのがれるなんて、ひどいよね。
これ以上、ふたりの血がなくならないように・・・わたしも願っているのだから。
逃げたらふたりはよけいに血を失くするのだぞ、と。
やんわりと、脅しをかけて・・・うぶに抗う少女を黙らせる。
よしよし。いい子だ。痛がらずに、すむように。
柔肌に淫らな毒液を、たっぷりとしみ込ませてあげようね。
わたし色に、染まるがよい・・・

セーラー服のすき間から、肩先に牙を忍ばせて。
ぐいいいいっ、と、食いついた。
きゃあっ。
ひと声、少女は絶句すると。
力をなくしてくたくたと、その場にへたり込んでしまった。
姉さんとおなじに、崩れるように。

う・ふ・ふ・ふ。
悪戯な笑いは、まだ消えない。
もうろうとなった少女を、姉の隣に腰かけさせると。
うふふ・・・ふふ・・・
黒のストッキングをこれ見よがしに。ふくらはぎの周りでいたぶりはじめる。
たっぷりとしたお肉だね。発育の良い脚だ。
秘めている血も、美味かろうね。
いたぶるように。いとおしむように。
唇はいやらしく、初々しい足許をなぞってゆく。

ああっ・・・やだ・・・っ。
両手で口を覆って、恥じらう少女。
初々しい恥じらいに、なおも嗜虐の気分を掻きたてる男。
うふふふ・・・ふふっ。
くすぐったそうな笑いをうかべて、濃紺のプリーツスカートをたくし上げて。
太ももの周りまで、黒のストッキングをよじらせてゆく。
やだ・・・やだわっ。
少女は相変わらず両手で口許を覆って・・・
それでも目線がすこし・・・妖しさを滲ませてくる。
だ・・・め・・・っ。
とうとう白目になって、背もたれに身を任せてしまうのと。
薄手のストッキングにぶちちっ・・・と、裂け目が走るのと。
どちらが先、だっただろう。
光沢ひとつない地味な通学用の靴下が。
にわかに艶を帯びたように見えるのは。
きっと、気のせい・・・なのだろう。


あとがき
母娘三人ながら、衝動的に襲ってしまう吸血鬼。
うらやましい?^^
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