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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

足首が告げている

2006年12月30日(Sat) 08:20:00

薄暗闇のなか。
もみ合うふたつの影は、ひとつに折り重なって。
壁を背にした女は、そのまま壁を背もたれにして。
ずるずると、姿勢を崩してゆく。
のしかかってくる影に、うなじを咬まれたまま。

スポットライトのように射し込む、一条の光。
見慣れたスーツの淡い紫が。
乱れかかったすそからのぞく、ストッキングの鮮やかな黒が。
にわかに浮かび上がる。
咬まれたまま。
生き血を啖らいつづけられながら。
脚だけが、まるでべつの生き物のように。
スポットライトのなか、蛇のようにくねりつづけた。

足首に密着する薄墨色のナイロンが。
素肌とおなじくらいきめ濃やかな彩りで、
皮膚をぬるりと彩っている。
離れて見ている。
そうは思えないほどに。
目に見えないほどの網目模様が、毒々しいほどの艶をたたえながら。
足首の周りを微妙にねじれ、ゆがんでゆく。

あっ・・・ああっ・・・
随喜を秘めた吐息交じりのうめき声。
脚をねじりながら。
沓下の肌理をゆがめながら。
スポットライトのなか、
脚は白蛇のように妖しくくねり、闇を踊る。
てかりてかりと、娼婦めいた艶をよぎらせて。

抗っている。拒んでいる。
全身をかけての演技を。
足首だけが、裏切って。
ねじれてひきつり、ばたつきながら。
たくまず、本音を滲ませる。

あぁ・・・
圧し臥せられた女の、安堵ににた吐息。
男の腕の縛めを解かれても。
壁を背もたれにしたまま。
立て膝をした脛に唇を這わされてゆくのを。
拒もうとはしていない。
くちゅ。
なまなましく濡れた音を、這わされて。
ぬるぬる、ぬるぬる、いたぶらせている。
足首の周り。ストッキングをすら、賞翫するように。
くまなくあてがわれる唇に。
むぞうさに這わされる舌に。
肌理を波だて、ひきつり、裂け目を走らせて。
滲む随喜で、薄暗闇をさえ、彩ってゆく。
足首が、禁じられた随喜を・・・ここまで告げてくる。


あとがき
さだかには、描かれていませんが。
遠くからすべてを窺っている目線の持ち主は・・・
餌食にされている人妻の、きっとご主人なのでしょう。^^
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きゃー♪

コメント

ヒールを履いた足首だけ
パンプスの中の足先も、指先がくるりと丸められて・・・。
足の甲がバレリーナのように反り返って・・・。
となるとやはり靴は脱いでいた方が、色っぽいですわね。
つま先と踵だけが濃くなったストッキングならなおさら(笑)。

柏木様
年内は大変お世話になりました。
年を越して来年はおつきあいいただいて足掛け3年目。
倦怠期(笑)などにならないように精進させていただきますので、変わらず可愛がってくださいませ。
<淑やかな彩>は年末・年始も変わらず営業させていただきます。時にはそっと覗きにいらしてくださいませ。
by 祥子
URL
2006-12-30 土 10:50:17
編集
>祥子さま
こんなあわただしい年の暮れまで、営業されていらっしゃるのですね。
あ・・・私もそうか。^^;
でもさすがに。
いたずら書きのほうは、ぼちぼち打ち止めにいたします。

丸めた足指、反った足の甲。
あらわになった、つま先の切り替え。
なんとマニアックな世界でしょうか♪
さいごにとても素晴らしい表現を、ありがとうございます。
そうですね。
柏木的には・・・片足だけ、靴が脱げている。
そんな風情が、好ましいかと。^^
凌辱現場よろしく、女がアンバランスな美に染まるとき。
つま先の切り替えは、あたかも太ももをよぎるガーターのように、なまめかしさを滲ませることでしょう。

来年も祥子さま、ならびに「淑やかな彩」の繁栄を祈っております。
年が明けたら、また遊んでやってくださいね♪
by 柏木
URL
2006-12-30 土 11:15:03
編集

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