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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

夕べの出来事

2005年08月05日(Fri) 08:40:41

夕べはよく眠れませんでした。
妻が、吸血鬼の訪問を受けたからです。
そういうとき、子供たちはしっかりと心得ていて、いつの間にか自分たちの部屋に引き取ってしまいます。
きょうのお目当ては妻ひとりだったらしく、吸血鬼も彼らを引き止めることはしませんでした。
息子のほうとかるく立ち話をしただけ。
そう。
息子も彼女の血を吸ってもらっているのですが、明日のデートの相手を、そのまま彼のお邸に連れていくお話のようでした。
処女の生き血には、目のない彼のことです。
うまうまと、ねだり取られてしまったのでしょう・・・

妻は昼間からご機嫌で、こざっぱりとした服装をしていました。
白のブラウスに花柄のフレアスカート。
夏はどうしてもカジュアルになりがちですが、涼しげで上品な装い。
なるほどこういうことだったのか、と初めて察しがいきました。
「相変わらず、ニブいのねぇ」
妻の揶揄をくすぐったく受け流しながら、どうしてもなまめかしく彩られた彼女の足許に目が行ってしまうのは仕方のない習慣です。

笑みを浮かべる妻の背後から迫っていって、猿臂のなかに抱きすくめて。
彼はおもむろに、うなじに唇を這わせます。
ちゅうううっ・・・
とてもプリミティブな、ロコツな音を立てて、渇いた喉に妻の血潮を流し込んでゆくのです。
私たちが夏の暑さをビールで紛らすのとおなじように、
抱きすくめた妻の身体から絞り取るようにして血を吸い取り己を癒すのです。
金色のネックレスをしたうなじのつけ根に牙を沈められて正気を喪い、
あらぬ方に虚ろな視線をさ迷わせる妻。
潔く?譲った夫婦の寝室で、妻はひと晩玩具のようにいたぶられてしまいます。
それを夫に見せつけるというようなけしからぬ嗜好をそなえた彼でしたが、
夕べは妻を独り占めにしたかったらしく、私はひと晩、宿なしに・・・
先刻いくつもの駄文を憑かれたようにアップしたのは、そういう事情からでした。

明け方
「もぅ」
甘えた声音が聞えてくるとそれを最後に、
ベッドがぎしぎしきしむ音も、妻の嬌声も途絶えました。
じゅじゅうっ・・・
吸血鬼はさいごにひとしきり妻の血を愉しむと、去り際に私のほうを振り返り、
「奥方に救っていただいたよ」
悪戯っぽくウィンクをして我が家をあとにします。
私の手に残されたのは、いたぶられてくしゃくしゃになった一片の薄衣。
妻の脚から引きぬかれた白のストッキングは見るかげもなく咬み破られたうえ、唾液や血のり、それに充分愛された証拠であるねばねばとした体液まであやしています。
それを、自分の脚に通してゆく私――。
穢されつくした淑女の装いはしっくりと肌になじんで、しなやかな締めつけ感が滲むように心地よい。
さっきまでこれを身に着けていた女の素肌の感触が伝わってくるような、淡い陶酔を覚えます。
とても恥ずかしい習慣なのですが、
辱められた妻の衣裳を身に着けると、ゾクゾクするようなマゾヒステリックな歓びにがからだじゅうをかけめぐるのです。

夕べのようなひとときでは、吸血鬼氏は遠慮会釈なしに妻を凌辱して愉しみます。
鋭利な牙と巧みな指とで妻を惑わし生来の潔癖な理性を麻痺させてしまうと、
情け容赦もなく衣裳を引き裂き、淫猥極まりない交尾を繰り返してゆきます。
排泄行為さながらに荒々しくいたぶりながら、性欲を処理するのです。
「せっかく最愛の奥方を提供していただくのだから、たっぷり愉しんで辱め抜くのがキミへの礼儀だネ」
別人のようにサバサバとした表情で、そうささやく彼。
気の置けない職場の友人に話して聞かせたところ、
はたしてそういうものなのでしょうか?
そんな返事が返ってきました。
白状すると、
衣裳をはがれた妻が熱っぽくあしらわれるほどに、私の歓びはいっそう募るのです。
疑問を呈したわが職場の同僚氏もまた、いちど奥さんを襲われてしまってからは私に賛意を表して、この密かな慈善事業のために気前よく奥さんを提供する理解ある夫として振る舞うようになったのですが・・・
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コメント

たとえその行為が・・・
> 「奥方に救っていただいたよ」
この一言にほっとする想いを抱いたのはわたくしだけでしょうか。
SMもそうなのですが、ただの好奇心ではなくその行為でなければ乾きを癒される事がない・・・生きるための哀しい性だとすれば、受け入れて差し上げたいと思うのです。
けしからぬ不埒な行為であろうとも、命をつなげる為になくてはならないことならば・・・きっと由貴子さんもわたくしと同じ様に身を投げていったのだろうと思うのです。
by 祥子
URL
2007-01-06 土 08:32:29
編集
>祥子さま
>救っていただいた
まさにそこを、描きたかったのです。
性の慰めは、まさに救いのためにあるのですから。
by 柏木
URL
2007-01-07 日 06:45:15
編集

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