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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

供血

2005年07月21日(Thu) 08:37:21

「血を吸いたい」
愛する人にそう告げられたら、あなたはどうしますか?

夜更け、外からドアをノックする吸血鬼。
中から鍵がかかっているはずなのに、なぜか吸血鬼は侵入に成功しています。
一度家に招かれたことがあるから?
でも、生前に受けた招待はすでに無効になっているそうです。
真相は。
なかの住人が自分から鍵をあけて、吸血鬼を部屋に引き入れているんです。
どうしてか?
それは、外からドアをノックしているのが、かつての夫や息子だったりするためです。
血を吸われてしまうと分かっていながらドアを開いてしまう妻たち、母親たち。

死後もあなたのことが忘れられない・・・
自発的な供血は、そんな彼女たちによる愛の表現。
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コメント

本当に愛した方なら
きっと差し上げてしまうでしょうね。
わたくしの血でよろしければって・・・
もうよろしいの?
お願い、もう少し。
もっと・・・あなたのいらっしゃる世界に行けるまで、召し上がって。
そう懇願しても、きっと彼らは優しい光を瞳に浮かべてそっと首筋からその牙を抜いてしまうのでしょうね。
by 祥子
URL
2007-01-07 日 08:14:35
編集
>祥子さま
>もうよろしいの?
>お願い、もう少し。
そのまま一編の詩になっておりますね。
仰せのとおり。
愛するものと己とをへだてる深い堀を越えさせまいと。
夫や息子たちは、牙を引き抜くのだと思います。
こういう一対の組み合わせなら。
年に一度の逢瀬とかぎられた、天空の住人たちにたとえることもできそうですね。
by 柏木
URL
2007-01-08 月 07:38:09
編集

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