FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

早起きなんです。  息子の恋人 2

2007年01月10日(Wed) 20:47:07

おや、早いんですね。
朝のしじまが消えない時分。
息子の恋人である律子さんは、今朝も濃紺のセーラー服に装って。
インターホンの音さえも、軽やかに響き渡らせている。
おはようございます♪
爽やかななかにも、いまどきの子にはないほどの礼儀正しさをこめて。
会釈をかえす少女の肩先を、長い黒髪がつややかに揺れた。
早いんですね。
わたしのひと言にハッとしたように、少女はちょっぴり顔を赤らめて。
あわててそれを押し隠すと、
・・・いらっしゃいます?
息子のことを、訊いてきた。

おや、早いね。
異口同音に、そういわれると。
少女はすっかりいつもの落ち着きを取り戻していて。
「早起きなんですー」
いけしゃあしゃあと、応えている。
スカートのすその下。黒のストッキングに滲んでいる、一条のほつれ。
縦に細長く、ふくらはぎのカーブに沿っている。
よく見ると。
白い頬も、どことなく妖しく蒼ざめていて。
色の失せた唇を、すこし寒そうにかみ締めている。
どこに寄り道してきたのか。
夜を過ごしたのは、何処なのか。
問うのはさすがに、無粋というものだろう。

あとがき
先日再あっぷした、「息子の恋人」。
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-753.html
どうしてこんな朝早くから?という疑問を頂戴しました。
お答えになっているかどうかは「?」ですが。(笑)
ふと、こんな情景がかすめたのでした。
前の記事
だれにも、言っちゃあなんねぇぞ。 ~寝取る男 続編~
次の記事
宴過ぎて ~能舞台にて 続編~

コメント

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/767-e5f52c78