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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

許された夜 2 甥の許婚

2006年02月06日(Mon) 23:48:40

司は、甥の許婚の令子に欲情していた。
女学校を卒業したらすぐに、祝言をあげる約束になっている。
そのまえに・・・と思うのは人情であろう。
ひとの許婚をのぞむときには、挨拶がふた通り必要だった。
まず娘の実家に。
相手が婚家の男だとたいがいは、「先様がよろしければ」というこたえがかえってくる。
通例どおりの答えをもらうとその足で、彼は姉の家を訪れた。
もちろん、愛息の許婚の純潔をせがむためである。

「しょうながい子ね」
できの悪い弟がかわいい姉は苦笑いしながらも、決して悪い顔はしなかった。
「司さんにも、困りましたねぇ」
と、困ったように夫のほうをかえりみる。
女房の尻に敷かれている夫は曖昧に頷き、
当の息子も仕方なさそうにうつむいていた。
母に聞かされていた。
お母さん、お嫁にくる前にね、司さんと契ったのよ。姉と弟で。お父さんもよくご存知よ。
代々そうするしきたりなのだ・・・
あなたには弟がいないから、
あなたのお嫁さんになるひとをさいしょに抱くのは司叔父さまのお役目なのよ。
厳しい親に育てられた彼はそう教え込まれてしまうと、不承不承にも頷くよりなかったのだ。

「かわりにあなた、ねぇ、美奈子叔母様をおねだりするといいわ」
息子の筆おろしをしてやったこともある母親は、完全に主導権を握っている。
さすがに苦笑しながらも、司は女房の都合をつけてやる、と甥に請け合った。

ようす、見に行きたいんだ。
司の家に忍んでゆくと、青年は叔母に訴えた。
自分のことを犯しに来たという甥を、とりつくろった白面で迎えた叔母は、
甥のせっぱ詰まったようすに顔色を動かした。
気になるのね。そうよね。気になるわよね。
美奈子は甥といっしょに私も行く、といった。

司は制服を着た令子を犯したい、とせがんだのだが。
制服姿で抱かれることをきらった令子は、白一色のワンピースに純白のストッキングを着けていた。
みずからの純潔を強調するような装い。
その風情に、さすがの司もアッと胸を衝かれるおもいだった。
しかし、衝動はすべてに勝っている。
男は、このうえなく清楚に装った少女を組み敷いて、いたぶり始めてゆく。
少女は諦めたように目を瞑り、女になる瞬間を待ち受けた。

純白の衣裳をはだけられていきながら、無表情に男の腕に巻かれてゆく許婚の姿。
着衣のすそから無遠慮に突っ込まれた逞しい腕が、もの慣れたようすで少女の股間をまさぐっている。
やがて少女は反応し始めて、白ストッキングから透けてみえる白いふくらはぎがわずかにピンク色を帯びてきた。
その瞬間。
少女は脚をキュッと折り曲げて、痛そうに眉をしかめた。
半開きに開かれた唇を、満足げな男の唇が呑み込むように揉みしだく。
まるで少女の堕落を見せつけるかのように。
無器用にこすり合わされる太ももから、じょじょにストッキングがずり落ちていった。

なかに割って入って制止しようとすればできるものを。
青年はなぜか身をこわばらせ、息を詰めて凌辱の場を見守っていた。
昂ぶる自分をいぶかしみながらも、目のまえにくり広げられる淫らな絵巻から目を離せなくなっている。

かたわらから伸びた手がそっと、青年の掌をおし包んだ。
意外に柔らかな叔母の手のぬくもりが心地よく、青年もまたその手を握り返している。
あとであの娘に逢わせてね。止めさせようかと思ったけれど。
とうとうさいごまで見ちゃった。あんまり綺麗だったから。
けっきょくわたくしとおなじ経験、させてしまったわね。
え?
振り返る青年に、女は薄っすらと不思議な含み笑いを返してくる。


あとがき
しばらくご無沙汰になっていましたが。
けさもまた、「魔」が執拗なまでに語りかけて参りました。
いつぞやの明け方のようにその速さは一陣のつむじ風のようで。
どこまで正確に描きとめることができたか心もとないものです。
このお話などは。襲われる娘はかなりかわいそうであります。
オリジナルはもう少し、幻想的に淫靡なお話だったように思えるのですが。
もっとも、朧に包んでも。あからさまに見つめても。
意に染まない処女喪失というものはある種の無慙さを免れることはできないようでございます。
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