fc2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

母も娘も。

2007年02月04日(Sun) 11:43:13

流れるような脚線美を。
てかてかと光る、黒のハイヒールもろとも、抑えつけて。
鈍く滲んだ白い脛に、思うさまべろを這わせていって。
頭上に降り注ぐ抗議の目線を、くすぐったく受け流して。
ぬめらせた舌先に、しなしなとした薄手のナイロンが、
引きつったふくらはぎの筋肉のうえ、しっとりと心地よい。

羞恥と戸惑いと屈辱に。
かすかに震える足首を。
身じろぎひとつ、できないように。
踏みにじるように、抑えつけて。
ぬらぬらと這わせるべろで、ストッキングを汚してゆく。
女はきつい目線を注ぎつづけて。
悔しげに唇をかみ締めるのが、それとなく気配で伝わってきた。

向かい合わせの安楽椅子には。
お行儀よくそろえられた両手の下。
かっちりと重たい、濃紺のプリーツスカート。
ひざ丈まであるスカートのすそからは。
すんなり伸びた、発育のよい脚が。
淡く滲んだ黒のストッキングに透けている。
いま俺が辱めている女の、歪んだ面差しと、瓜ふたつ。
そう、二人の女は、母と娘。
人妻と、女学生。
そして、親友の愛妻と、まな娘。

女房の血を吸わせてやると言いながら。
やつはずっと、ためらっていた。
娘の血も、いただきたいな。
色よい返事を、くれながら。
やつはやっぱり、ためらっていた。
お行儀悪く、せかしてみたら。
娘が中学にあがったら・・・といってきた。
先週が、入学式だった。
踏ん切りが、つかないんだな。
背中を押してやらなくちゃ、いけないな。
もう、いいだろう?
俺はやつに無断で、やつの妻と娘とを招き入れていた。

女房に電話をかけさせて。
亭主が出るまでのあいだ、俺は女の足許に唇を這わせている。
ぴちゃぴちゃと、聞こえよがしに。
いやらしい音を、洩らしながら。
セーラー服のうえから荒縄をぐるぐる巻かれた娘のほうは、
胸元をギュッと締められるとき、すこしだけ涙ぐんだけれど。
気丈にも背筋をしゃんとさせて。
ママのまえ、お行儀よくうつむいている。

「ああ、あなた?いま、・・・さんのお宅なの。
  びっくりなさらないで。
  さらわれてしまったのよ。優香もいっしょです。
  いま、あのひとに代わるわね」
受話器をひったくると。
俺は得意満面。
戸惑う親友をひとしきりなだめると。
言ってやった。
ずいぶん長いこと、待たせてくれたね。
もう、我慢できなくなっちまったんだ。
奥さんは、熟れているし。
お嬢さんは、つやつやしてきたし。
そろそろ食べごろだろう、って思ってね。
むろん、乱暴なことはしないさ。
家族面談の帰りだったようだね。
ちょっと、お立ち寄りいただいたのさ。
どうだろう?
夕方までお預かりするよ。
なぁに・・・
お召しの黒のストッキングの舌触りを。
ほんの少しだけ、ためさせていただくのさ。
それくらなら、まさか差し支えはないだろう?
お嬢さんも・・・きょうはお母さんとおそろいの黒ストッキングだね。
ちょっと見ないあいだに、すっかり大人びてしまったね。
なに、君は身近にいるから、却って疎いのさ。
ふたりながら、味わわせていただくよ。
黒のストッキングのおみ脚を。
やつは、仕方のないやつだな・・・と。チッと舌打ちをして。
  わかった。ストッキングを悪戯するくらいなら、目をつぶろう。
  女房に代わってくれないか?
女に、受話器を押しつけると。戸惑いながら、受け取って。
「エエ、エエ・・・わかったわ。仕方ないわね。じゃ」
ことさら事務的に、素っ気なく。
みじかい言葉で了承の意を伝えると。
チン、と受話器を置いた。
「優香さん?おいやでしょうけど。しばらくこちらのおじさまの悪戯に目をつぶるのよ
  ママがまず、お手本を見せますから。決して声をたててはいけないですよ」
そういって。
両目をキュッと閉ざして、安楽椅子のうえ、脚ををそろえていた。

にゅるにゅると意地汚くねぶりつける唇の下。
ママのパンストがふしだらによじれてゆくのを。
娘は息を詰めて見守りつづけている。
どぅら、オブラートみたいに、とろかしてしまうぞ。
俺はいともむぞうさに、女の穿いているパンストを、
すみからすみまで、いたぶり抜いて。
さいごにぴりり・・・と、裂け目を走らせていた。
あ・・・
たくまずに洩らしたうめき声が、娘に伝染するのはすぐだった。
ちゅうっ・・・
母親が血を吸い上げられる音を。
少女は顔を背けるでもなく、目を見張ったまま、視線をそそいでくる。
つぎは私の番だと知っていて、
じぶんがどんなふうに振舞うべきなのか、
ママのお手本を、逐一見届けていた。

さぁ、つぎはお嬢さんの番だね。
俺がたちの悪い微笑を浮かべてにじり寄ったとき。
母親のほうは、ふしだらにスーツを乱したまま。
じゅうたんの上、仰向けになっている。
噛み破られてちりちりになったストッキングを、足許にからみつかせたまま。
目を白くして、気をそぞろにさせている。
そこまでしなければ。
娘を守ろうとする試みを、放棄しなかったことだろう。
少女は相変わらず口許を引き締めて。
縛られたセーラー服の胸をピンと張って、
それでも知らず知らず、足許を控えめに引こうとしている。

足首をギュッと握り締めた掌の下。
紙のように薄いナイロンが、なよなよと頼りなかった。
ピンと張り詰めたふくらはぎに、ぬるりと唇をすべらせてゆくと。
ママの穿いていたのよりもなよなよとしたストッキングは、
ひとたまりもなく、ねじれてゆく。
少女はさすがにハッとして、身を引くようにしたけれど。
それはただ、俺の悪戯心に火をつけただけだった。
不覚・・・とおもったらしい。
身をよじって、目をそむけようとしたけれど。
俺は少女のあごをぐいと引き寄せて。
ためらう唇を、強引な唇で封じ込めて。
ぐいぐいと、なぶるような接吻で。
男の息遣いを、思うさま吹き込んでやっている。
麻酔が効いた患者のように。
少女はぐったりと身体の力を抜いた。
あとはもう、思うがまま・・・

はっきり自覚するほどに、にんまりと笑み崩れた唇を。
もういちど。
黒のストッキングのふくらはぎに押し当てて。
くまなくすみずみまで、よだれで汚してゆく。
つやつやとした装いに、じくじくとした粘液がいちめんにしみとおるまで。
重たいプリーツスカートを引きあげて。
すくめたままの太ももを、あらわにしていって。
幾度となくねぶりつけた唇の下。
ママとおなじ裂け目を、じりじりと滲ませてやる。
いい子だ。オトナになるんだよ。
俺は引導を渡すように、少女に囁くと。
いがいなくらいはっりと、少女は諾、と頷いた。

ふたり並んで寝そべったじゅうたんの上。
俺は少女の上に乗っかって。
スカートの奥、引き破ったパンストの向こう側へと。
己自身を挿し入れてゆく。
母親はブラウスをばら色に染めたまま。
はっきりと、瞳をひらいて。
娘が女になる瞬間を見守っている。
責めるようなきつい目線で、俺の嗜虐心をくすぐりながら。
セーラー服を着た少女は、母親そっくりの目鼻立ちを。
ほんのちょっぴり、痛そうにゆがめて。
つつがなく、大人の仲間入りを果たしていた。
あっけないものだろう?
俺がそう囁くと。
少女は涙を滲ませた目で、じいっと俺を見つめながら。
それでもはっきりと、頷いてくる。

さぁ、つぎはお母さんの番だな。
お嬢さんはそのままの姿勢で、見ているのだよ。
きみのパパとは、仲良しだけど。
きみとはもちろん。ママとも、仲良くなりたいのでね。
大人の男女は、仲良くなるのに・・・こんなふうにするのだから。
女は俺の下、もう抗いもならず組み敷かれていって。
娘とおなじようにめくり上げられた黒のスカートの奥は、
しとどに濡れそぼっている。
逆立った一物を挿入すると。
柔らかに濡れた其処は。
俺を呑み込むようにして、すんなりと迎え入れてゆく。
ああうううううっ・・・
思わず洩らした声とともに。
女は俺の腕のなか、身をしならせる。
組み敷いた下に引きつる顔が、少女の目鼻立ちと重なり合った。

かわるがわる。
犯し抜いて。
どちらを犯しているのか。
定かでなくなるほどに。
その身を入れ替えあって。
気がつくともう、真夜中だった。
女はふたたび受話器を取って。
愛する夫に、囁いている。
ごめんなさいね。愉しんじゃっているの。もちろん、優香もよ。
今夜はやっぱり、遅くなるわ。
え?お食事もう済ませたの?
あなた・・・はじめからこうなることを、お察しになっていたのね?
いやらしいひと。

明け方俺は、女ふたりを引き連れて。
家まで送り届けてやった。
ストッキングの舌触り、たしかに愉しませてもらったぜ。
言わずもがなだ。
俺がどれほど、二人の脚を愉しんだのか。
スカートの下、きちんと身につけていたはずのストッキングは、
ちりちりになって絡みつけたままだったのだから。
俺に思うさま、破かれたままの状態で。
女たちの名誉のために。
俺はそれしか、口にしなかったけれど。
はだけたブラウスや、ほどけた胸のリボン。
それに振り乱した髪の毛ややつれた頬が。
その晩なにがあったのかを、じつに雄弁に告げている。

亭主殿は、苦笑いをして、たったひと言。
さんざんだね。
って、答えるばかり。
悪かったな。ひと晩借りちまって。
素直に頭をたれると。
夫婦は互いに目交ぜをして。
愉しかったかね?
ええ、とっても♪
すばやく、意思を認め合っていた。
時々、お邪魔することだね。黒のストッキングを履いて。
目色で、やつは伝えてくる。
背中は押されてみるものだね、と。
前の記事
終演 ~楽屋裏の舞台監督 続編~
次の記事
血を吸われるなんて。

コメント

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/822-a72ef4a0