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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

堕とされてゆく礼節

2007年05月09日(Wed) 08:05:39

わたしの由貴子さんは、白一色のスーツに身を包んでいて。
薄暗がりの支配する部屋のなか、立ったまま抱きすくめられている。
スポットライトのように射し込む光のなか。
やつの腕のなか、由貴子さんはウットリと、薄目をあけて。
まつ毛をナーバスに、ピリピリとふるわせながら。
処女の生き血を、捧げてゆく。
濡れた唇をなかば開いて。
うつろな目線を、闇の彼方に惑わせて。
ひっそりと吸血に耽る黒影に、わが身を惜しげもなく浸している。
ちぅちぅ・・・ちぅちぅ・・・
きゅうっ・・・きゅうっ・・・ごくり。
人をくったような、生々しい吸血の音を響かせながら。
穢れを知らなかった純潔な血潮は、飢えた唇に含まれて、渇いた喉に散らされてゆく。
濃艶な液体に秘められた真情と熱情は。
どこまでやつに、伝わっているのだろう?
やつは夜ごと、わたしの婚約者を狙って、
あるときは帰り道を待ち伏せ、
あるときは公然と迎えを寄越しさえして。
ひたすら、都会育ちのお嬢さんの血潮で、ひからびかけた血管をうるおそうとする。

アラ、いけませんわ。
べつの悪戯が、始まったらしい。
やつはいつの間にか、由貴子さんの足許にかがみ込んでいる。
お目当ては、彼女の穿いているストッキング。
薄明かりに浮かび上がる、スカートの下は。
薄墨色のナイロンに染められた白い脛が、なまめかしく透きとおっている。
やつはそのうえから、唇を寄せて。
ぴったりと這わせて、よじれさせてゆく。
いけませんわ。お行儀のわるい・・・
秘めやかな声で。ひっそりとたしなめる由貴子さんも。
もはや、彼の悪戯の共犯者。
見せびらかすように、脚をぶらぶらさせながら。
きゃっ。だめ・・・
だなんて。
甘い声を、薄い闇にはしたなく響かせて。
避けるそぶり。拒むふり。
ことさら厭わしげに、眉をひそめ、まつ毛をふるわせながら。
涙の痕に似た伝線を、つつっとあざやかに、滲ませてゆく・・・
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あっ、あなた。しっかりして・・・っ
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アラ。なんにもされて、いませんわ・・・

コメント

収拾つかず・・・
 ようやくGWが終わって遊びに来てみれば・・・。
いったいいくつ更新してあるんだ?
どれくらいさかのぼればいいんだろう・・・。
当分忙しくなりそうだぞ。。。。
by さやか
URL
2007-05-09 水 14:51:11
編集
>さやかさま
おひさです♪
そうです。忙しくなってください。^^
コメ愉しみに待っていますので。(^^)/

今月になってから、休日がたったの一日。
とっても素晴らしいGWでした。
とにかくとにかく、忙しいです~。
えっ?それでどーして、更新できるのって?
だって、ここのお話。
ほとんどぜんぶ、ストレスが主成分なんですもの。(笑)
by 柏木
URL
2007-05-09 水 22:06:30
編集

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