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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

処女を連れ出す少年

2007年05月15日(Tue) 04:08:25

父さん?父さん・・・?
ドアの向こう側に深々と広がる闇を、はばかるように。
少年は声を忍ばせながら、父のことを呼んでいる。
あぁ。
くぐもった声が、だいぶ奥のほうからかえってくるまでに、だいぶな時間がかかったのだが。
少年は声がもどってくるのを確信していたらしい。
ちょっと帰りたそうにしている少女の手をギュッと握ったまま、かなりのあいだ沈黙だけの闇と向かい合っていた。

ユウカを連れて来たよ。パパに逢いたがっていたんだよ。
少年の声は、得意そうにはずんでいる。
すまないね。
しわがれた声の主は、闇の奥からその身を引きずるようにして。
もの憂げに、けだるげに、頭をかすかに振っている。
眩暈がするの?父さん?
あぁ・・・だいぶ、渇いているのでね。
だいじょうぶ。
少年はいっしんになって、父と声を合わせてゆく。
ボクだっているし。ユウカもそのために、連れてきたんだから。

少年は妹の手を離すと、
見ておいで。相手は父さんなんだから。ちっとも怖くなんか、ないんだよ。
そういうと。
両手を後ろ手に組みあわせ、おとがいを軽く仰のけて。
しっかりと、眼を瞑っている。
父と呼ばれた黒影は、闇に表情を消したまま。
そうっ・・・と、息子のほうへと忍び寄って。
両肩に手を置いて。
すっきりと伸ばされたうなじへと、影を重ねてゆく。
ちゅうっ・・・
かすかに洩らされたのは、吸血の音。
あらかじめ言い含めれていたらしい少女は、父と兄の所作を、大きな瞳でじいっと見つめつづけている。

さぁ、つぎはユウカの番だよ。
吸われた痕に、軽く手をやると。
少年はさっきまでと同じように、ひそめた声をはずませて。
セーラー服姿の少女を、父のほうへと押しやっていた。
ゆらっと揺れたリボンが、薄闇のなかでも初々しい。
すまないね。
父親は、まな娘の足許にかがみ込み、
ひざ下のあたりにそうっと唇を這わせてゆく。
肌の透けて見える、薄めの黒のストッキングが。少女の脛を大人びた彩りに染めていた。
少女はちょっと眉をひそめたけれど。
そのままじっと突っ立ったまま。
なされるがまま、唇を受け入れていた。

破るのは・・・なしにしようね?
少年の訴えるような目線に、われにかえると。
男は愛情を込めて少女を掻き抱いて、
兄にならってわずかに仰のけたおとがいをくぐるように、
うなじに影を重ねていった。

母さんには、ナイショだからね。
父と妹、どちらに言うともなく、少年の声はまだ上ずっていた。

ほんとうは、ユウカのことを犯したいんだろ?
息を詰めて、少年が訊いたのは。
そんな風変わりな逢瀬を数回、繰り返したあとのこと。
ストッキングを履いたまま、ふくらはぎを咬んで。
そのままびりびりと、衣裳を切り裂いていって。
女にしてしまうんだよね?
声変わりをした少年の声は、ひくく淫靡に震えていた・・・

男が静かにうなずくと。
少年はちょっとだけ、身を固くして。
けれども、いままでと変わらない、上ずった声色で。
いいよ。連れて来てあげるから。
その代わり・・・ボクも見ていてかまわないかな?
さいごの言葉は、さすがにちょっと震えを帯びていた。
父はちょっとだけ、息子の顔を見上げたけれど。
好きにするがいい、という意思だけが、声もなく伝わってきた。
念のため、縛らせてもらうよ。
声にならない声に。
少年はくすっ、と、笑みかえしていた。

制服を振り乱して。
少女はかすかに、あえいでいた。
整然としたプリーツの流れる濃紺のスカートの奥深く。
肉薄するように迫らされた、むき出しの腰周り。
遠慮会釈のない侵入に、さすがの少女もわれをわすれて。
ちょっとだけ、抗って。
ちょっとだけ、涙ぐんで。
けれども今は・・・
嫁入り前に受け入れることの禁じられた男の肉を。
耽るように、愉しんでしまっている。

イスに縛りつけられた少年は。
半ズボンの下、妹の愛用のハイソックスをひざ下までぴっちりと引き伸ばして履いていて。
密着してくるハイソックスのしなやかさと。
ドクドクと脈打つ妖しい拍動に。
すっかり敏感になってしまった皮膚を、わななかせてしまっていた。

処女が欲しいんだろう?
ユウカだけじゃ、足りないんだろう?
来週の金曜日には。
ボクの彼女、連れてくるから。
しばらくは、血だけだよ。
処女の生き血なんて、そうそう手に入らないんだから。
彼女を犯しちゃったら。
そうだな・・・幼馴染のフサオくんを連れて来るよ。
先月、ユウカの友だちと、婚約したばかりなんだ。
もちろん彼女も、いっしょに・・・ね。


あとがき
縛られたまえで、少女が生き血を吸われ、着衣を辱められ、犯される。
そんないけない遊戯に、はまってしまったのでしょうか?
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999話。
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願望撮影術

コメント

うんうん・・・・
 女の子に集中してないでさぁ。
ちょっと手を伸ばして遊んであげなくちゃ。
ほらあ、泣き顔がかわいいの。
焦らされるのが好きなんだよ、きっと。
そっちは興味がないんだったら
さやかが持って帰っちゃうからね♪
by さやか
URL
2007-05-15 火 21:02:31
編集
ふっふっふ。
>さやか様。
やっぱり立ち寄ってくださいましたね?^^
じつはこれ、さやか様狙いの文章だったのですよ。
こんなふうに描いたら読んでくれるかなぁ。ってね。(^^)
うっしっし。
あ・そ・び・ま・しょ♪^^
(キモチワルイ?)^^;;;
by 柏木
URL
2007-05-15 火 23:59:25
編集

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